こんにちは。
心を育てるコーチングの黒川彩音です。
今回は、記憶、匂い、人の変化についてお話ししたいと思います。これは人間の感覚や感情が私たちの変化にどう結びつくのかのお話しです。そしてコーチングにおける科学と心理学の応用が、私たち人間の奥深い葛藤と絡み合って、豊かなインスピレーションを与えてくれます。
部屋の香り、本の香り、服の香り、食の香り、町の香り、それらは私たちにとって常に思い出となります。これらの香りは、私たちが幼少期に最も刺激的で幸福な時間を過ごした記憶を呼び起こします。
私たちの嗅覚からの刺激は、好き嫌いや快いこと、不快な記憶を呼び起こします。それぞれの香りが私たちの記憶に鮮明に蘇って、それが今実際に起きているかのようなリアリティを感じさせます。皆さんもそういった体験は何度もしたことがあるのではないでしょうか。
香りは私たちの心の中で特別な「きっかけ」となって、過去の記憶や感情を引き出します。たとえば、お線香の香りが夏休みの思い出を呼び起こしたり、新しい本の匂いが新学期の興奮を思い出させたりするような感じです。
このように、香りは、私たちを一瞬で過去の特定の瞬間や体験、時点へと戻れる力を持っています。
私たちの脳には、感情や本能を司る大脳辺縁系と呼ばれる部分があります。私たち人間のさまざまな活動の根幹を担うきわめて重要な役割を担っています。
私たちは常に過去の香りに情緒的に引かれていて、それは、現状を維持して、種を永続的に繁栄させてきた記憶が影響しているからです。思春期に父親の匂いが嫌いになるのも、この理由が関係していると言われています。
私たちが今いる場所から離れて、理想の未来、夢や目標ゴール側に立つためには、私たちの香りが私たちの過去の記憶と同じではないことが重要です。
私は以前、マンネリな生活にはまって、囚われて、満たされていないと感じていて、変化を望んでましたが、その生活から逃れる方法を知りませんでした。
そんなとき、コーチングで学んだ自己理解の旅に出ました。それは自分自身の内なる旅です。
この自己理解は、記憶と嗅覚の力を変革に結びつけるコーチングで行う、自己改善へのアプローチでした。記憶を書き換えて、新しい未来を創造するものです。
コーチングによる自己理解の旅に出て、最も深い不安や罪悪感、失敗に直面するネガティブな場面に遭遇することもありますが、その前に自分のポジティブな面を再認識していくので、安定した気持ちや静けさを見つけることができます。
結果、私の精神状態は大幅に改善して、コーチングの力と、それがどのように他の人を助けることができるのかを理解することができました。
そして、自己探求と成長のプロセスを通じて、過去の香りから離れて、理想の未来にいる自分にとって心地よい香りを見つけました。
私の人生の変革の背後には、記憶力と嗅覚の力、そしてそれらが人生の変革にどのように関係しているのかという真実があります。
コーチングによって記憶と夢の理解と活用を深めたおかげで、可能性に満ちた明るい未来を迎えています。私の人生も変わり始めました。
過去の匂いを追い求めるのではなくて、理想の未来の自分の姿から感じる香りを大脳辺縁系に植え付けていきます。これにより、未来、夢や目標ゴール側に情緒を高めて、動機付けを促進することができます。
あなたがそこに住んでいない限り過去はあなたの未来と同じではありません。そこにあなたの未来を適応しないでください。人生では、外の世界で意味のあることをする前に、まず内なる世界を育む必要があります。今日もいい日です。
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